GMO(遺伝子組換え)の作物が
人体に悪影響を及ぼすであろう
ことは皆さんすでにご存知かと
思います。
実は、私たちの腸にも大きな
影響を及ぼしている可能性が
高いことが最近の研究で
分かってきています。
今回特に注目したいのは、
遺伝子組換え作物に使用
されている除草剤。
「グリホサート」
(通称ラウンドアップ)
この農薬、実は日本でも流通
している米国・カナダ産の
小麦の約9割で検出されました。
(農林水産省の調査(2013-2017年))
また、農民連食品分析センターの
調べによると、輸入小麦使用の
食パンには高い検出率で
グリホサートが残留していたそう。*1
グリホサート(ラウンドアップ)は、
日本のホームセンター、ドラッグストア、
100円ショップでも簡単に購入できます。
遺伝子組換えの作物でなくても
雑草の除去に広く日本でも
使われているんです。
例えば公園、ゴルフ場、公園の芝生、校庭等々。
雨が降ると、土や川に流れて
環境汚染になるのは言うまでも
ありません😢
アメリカでは、小麦の収穫の
数日前に農薬を撒く
プレハーベストが認められています。
作物を直前に枯らし乾燥させると
収穫しやすいからです。
そのため、残留農薬が多くなります。
日本国内で生産されている
小麦へのプレハーベストは
されていないのですが、
大豆には収穫前の
グリホサート散布はあるそう😲 *1
このグリホサートは、
2015年にWHOの外部機関
IARC 国際がん研究機関が
「おそらく発がん性がある」
という分類に位置付けました。
また、マサチューセッツ工科大学の
興味深い研究結果もあります。
それは、腸内細菌がつくる
大切な酵素を阻害するというもの。
それは、シトクロムP450(CYP)酵素。
この酵素には、人体にとって
異物である化学化合物を解毒して
くれるとても大切な役割があります。
CYPが不足すると腸壁までも
弱くなり、有害物質や毒素が
血液に流れ出てしまいます。
この研究で関連してくるのが
グルテン過敏症とセリアック病。
セリアック病は、自己免疫疾患の一つ。
グルテンへの異常な免疫反応が生じ、
小腸粘膜を攻撃する病気。
栄養吸収障害、下痢、腹痛などの
症状があります。
下図をご覧いただくと分かるように、
グリホサートの使用量と
セリアック病の発症率が
驚くほどに並行して
伸びています。*2
アメリカの多くの州ではすでに
グリホサートの危険性を重く
捉え、規制がかけられています。
オーストリアは2019年に使用禁止。
ドイツは2024年までに使用禁止、等々。*3
日本はというと、世界とは逆で、
2017年に規制緩和され、
残留値が緩くなりました。
GMO・遺伝子組換え食品は
日本でも沢山流通しています。
大豆やトウモロコシは有名ですが、
実は多くの添加物にも使われています。
トウモロコシは例えば、
コーンスターチ、果糖ブドウ糖液糖、異性化液糖、水飴、でんぷん、デキストリン、調味料(アミノ酸)等々
大豆は動物の飼料、油、乳化剤などに。
ちなみに油、甘味料、醤油などは
「遺伝子組換え」表示義務はありません。
私たちの生活の中で、
知らないうちに遺伝子組換えの
食品、そしてグリホサートを
摂取してしまわないよう
知識をつけることが
とっても大切なのです!!
こういったことからも
オーガニック製品であれば、
「NON-GMO」「農薬不使用」
であることが必須条件と
なりますので、安心できますよね。
また、上記に述べたように
添加物もトウモロコシ由来、
大豆由来のものも多いので、
やはり気をつけたいものです。
腸内環境のためにも
GMO・遺伝子組換え食品が
疑われるものは避けて
クリーンイーティングを
心がけていきましょう!
With Love & Gratitude,
Satoko
<参照>
*3 The Carlson Law Firm: グリホサート禁止の米国州・世界の国々
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