前回の投稿でご紹介した
「サステナブルなお肉の基準」
について一つ一つ解説して
いきたいと思います✨
⚫︎餌に農薬を使用していない
【環境保護】
動物の餌を育てる際に除草剤や
殺虫剤などの農薬を使用すれば、
土壌の生態系が破壊され
土自体の栄養もなくなっていく。
農薬により地下水も汚染される。
【健康】
私たち人間も、動物を通して
間接的に農薬を摂取することになる。
⚫︎餌に遺伝子組み換えを使っていない
【環境保護】
遺伝子組み換えの作物を作るには
強力な農薬が必要になる。
その他、一つ目と同じ理由。
【健康】
日本で育てられている家畜の
ほとんどが遺伝子組み換えの
大豆やとうもろこしを与えられている。
遺伝子組み換え作物はまた、
私たちの健康に悪影響を与える。
現に、遺伝子組み換え作物用に
使われる農薬が腸の病気や
リーキーガットを招き、さらに
自閉症などとの関連性が疑われている。
⚫︎牛や羊の場合、餌は100%牧草のみ
【環境保護】
オーストラリアなどのように
半乾燥地帯であれば虫がわきにくいため
農薬を使用することなく、またある程度の
雨量もあるため自然に草が生えてくる。
森林伐採など環境破壊につながる
穀物肥育のお肉は避けて、
グラスフェッドを選ぶ。
【動物の健康】
草食動物には草を与えるべき。
穀物を消化できずに胃の病気に。
またサシをつけるために穀物を与えて
異常に太らせることで牛の健康を害す。
⚫︎ホルモン剤を使用していない
【環境保護】
アメリカ産などホルモン剤を投与
された動物の排泄物にはその
成分が残り、年月をかけ土に行き渡る。
土壌や地下水の汚染につながる。
【健康】
ホルモン剤は動物を早く大きくする
ために使用され、間接的に人間も
摂取することになる。
環境ホルモンの一つと
言われている。
⚫︎抗生物質を使用していない
【環境保護】
動物の病気予防や太らせるために
使用され、動物の排泄物に
その成分が残り土に行き渡る。
土壌や地下水の汚染につながる。
【健康】
間接的に人間も摂取する事になり
WHOも正式に注意喚起。
最近ではオーストラリア産で
残留が見つかったお肉もあった。
だからこそ抗生物質の使用を禁止
しているオーガニック認証のものが
一番安全。
⚫︎動物の生活環境が守られている
【動物の権利】
小屋などに入れられて身動きが
制限させられている状況ではなく、
のびのびと放牧させて
ストレスフリーな環境を
与えることが大切。
⚫︎動物の習性を大切にしている環境
【動物の権利】
鶏は止まり木に上る事が必要だし、
豚は鼻で土を掘ったり、
体を泥まみれにするのが大好き。
これらの行動ができないと
ストレスが溜まり異常な行動を
取るようになる。つまり動物の
メンタルヘルスに影響。
⚫︎カーボンニュートラル認証を取得している
【環境保護】
動物を育てることで二酸化炭素や
メタンガスなどの排出に。
それを相殺させる仕組みが
カーボンニュートラル認証。
きちんと企業責任として
オーガニック認証、かつ
このカーボンニュートラル認証を
取得している企業のお肉を優先して選ぶべき。
下記、カーボンニュートラル認証を
受けているお肉です。
・クリーバーズオーガニックビーフ
東急ストア、プレッセ等で販売されています。
・ボローデール放牧豚
オーガニック・ナチュラルなお肉の
オンラインサイト「ホライズンファームズ」
で販売。
その他、カーボンニュートラル認証は
ないけれど、オーガニック認証を
取得している鶏肉は、
「ホライズンファームズ」さんで販売の
ニュージーランドの「Bostock Brothers」
オーガニックチキン。
ラムは、トップバリュブランドの
オーガニックラムがおすすめです✨
地球環境、動物の権利、私たちの
健康のためにもお肉を食べるときは
サステナブルなものを選ぶ
習慣をぜひつけていきたいものです。
With Love & Gratitude,
Satoko
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